マツダの優勝マシン、再びルマンへ=震災で招待、レース前にデモ走行

優勝マシンを再びサーキットへ―。マツダは20日、1991年にフランスのルマン24時間耐久レースで優勝を飾った「マツダ787B」を、今年6月のレース開始前に、現地でデモンストレーション走行させると発表した。マツダ787Bは、ルマンで優勝した唯一の日本車。欧州の観衆が見守る中、「がんばろう日本」のステッカーを張った栄光のマシンがサーキットを疾駆する。
デモ走行は、レースを主催する「フランス西部自動車クラブ」の招待で実現。4月に本社に届いた書状には、東日本大震災の影響を受けた日本のメーカーであることや、奇跡の優勝マシンであることなどが招待理由として書かれていたという。
レースは6月11日午後のスタートで、前日10日にルマン市街地でのパレードに参加した後、レース当日は、開始前に全長約13.6キロの「サルテ・サーキット」をデモ走行する。優勝時にハンドルを握ったジョニー・ハーバートら外国人ドライバーも駆け付けるという。マシンは今月27日に広島県府中町のマツダ本社から搬出され、空路フランス入りする。
ルマンでロータリーエンジンを搭載して優勝したマシンはマツダ787Bだけ。通常のレシプロエンジンに比べ、軽量化、コンパクト化できるメリットがあったという。
ロータリー特有の甲高いエンジン音が特徴。当時、エンジン開発に携わった同社プログラム開発推進本部の山本修弘さん(56)は「マツダの熱い思いと期待を乗せて、ルマンで再びロータリーサウンドを聴かせてほしい」と語った。 

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